FF 24MP sensor、IBIS、4K60p Movie、新 Expeed プロセッサ、デュアル CFExpress などの機能を搭載するデジタル1眼レフカメラ『D6』の最新情報を更新。
Nikon デジタル一眼レフの『1桁シリーズ』は、プロユース機材として多くの撮影スタジオ、スクープ現場、多数のフィールドで活躍するフラグシップカメラです。
Nikon D6 情報
発売日
デジタル1眼レフで初代プロユース機となる『Nikon D1』の発売は1999年と、1桁シリーズの歴史は以外と長く20年を超えています。
この頃は高性能デジタル1眼のピークの1つとなる時期で、ニコンは Nikon D1 後継機に Nikon D2 ではなく、高画素センサーモデルの『Nikon 1DX』や、連写性能を高めた『Nikon 1DH』などを市場投入していきます。
とくに Nikon D2 シリーズでは多くの派生モデルがリリースされ、新製品の発売間隔が近年と比べるとかなり近いものがありました。
多くの新製品をリリースしていた Nikon D 1桁シリーズも、フルサイズイメージセンサーを初搭載する『Nikon D3』から販売期間が長くなり、それぞれのモデルとも約4年間は販売しています。
現行モデルとなる Nikon D5 は、2020年3月を迎えれば発売から4年経過することになるため、多くの情報メディアやリーかーが高い関心を寄せています。
2018年は、同社初のフルサイズイメージセンサー採用のミラーレスカメラ『Nikon Z』シリーズを発売。ラインナップが増加による開発費の増加は避けられませんが、そんな要因によるプロユース1眼レフカメラの開発スパンが、従来通りか延長されるのかが注目されています。
最近の挙がっている発表に関する情報では 2020年2月12日 に正式にアナウンスの可能性があると噂されています。しかし、これはプレスリリースなどではなく一部の関係者にアナウンスするためのクローズドなお披露目の可能性が高いとも言われている。
名称 | 発表時期 | 販売期間 |
---|---|---|
Nikon D1 | 1999年9月 | 1年8ヶ月 |
Nikon D1X | 2001年5月 | 3年8ヶ月 |
Nikon D2X | 2005年1月 | 2年10ヶ月 |
Nikon D3 | 2007年11月 | 4年4ヶ月 |
Nikon D4 | 2012年3月 | 4年 |
Nikon D5 | 2016年3月 | 3年9ヶ月以上 |
Nikon D6 機能
リーク情報
Nikon D5 後継機となる新型 Nikon D6 のスペックは、リーク情報から予測すると、とくに革新的なギミックはなく、各種スペックをたんたんと正常進化させたモデルなるもよう。
新型 Nikon D6 で注目される新機能・仕様は以下のとおり。
- フルサイズ 2400万画素イメージセンサー
- IBIS(ボディ内蔵式手振れ補正)
- 連写は秒間シャッター14コマ(D5:12コマ)
- 4K / 60p 動画記録
- CFExpress デュアルスロット
特長 機能
ボディ内手振れ補正
新型 Nikon D6 ではフルサイズセンサー一眼レフでは初の IBIS(ボディ内蔵式手振れ補正)が採用される可能性。システムはおそらくNikon Z 搭載モジュールの改良版。
ボディ内手振れ補正は、イメージセンサーのマウント部分に手振れ補正モジュールを搭載するため、手振れ補正レンズを搭載していないレンズでも手ブレを防げます。さらに社外製品レンズやクラシックなレンズにも対応するので、所有レンズの活用がいっそう広がるでしょう。
スマホアプリの充実
Nikon D6 には、ニコンカメラ専用のスマートフォン / タブレットアプリで同期・転送・遠隔操作など充実がはかられる。機能的には Nikon Z 等に採用された機能の多くが搭載される見込み。
新開発24MPセンサー
フルサイズのイメージセンサーは、新開発の2400万画素センサーへアップグレード。おそらく Nikon Z6 同等のセンサーが搭載される。
4K 60p 動画
動画記録機能は、高画質動画収録にすぐれる 4K UHD(3840×2160)動画対応。フレームレートはより高速化され 60p の選択が可能になりそうだ。フルHD/120p と N-Log は導入されないもよう。
ダイナミックレンジの改善
新採用の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと、新画像処理エンジン EXPEED 6 によって、従来機よりダイナミックレンジが広がると予測されている。
AFシステムの改善
Nikon D は、シリーズでもっとも優れた AF システムを搭載するモデルですが、次期 Nikon D6 ではより改善が図られる。測距点の数は変更されず、広域・高密度の153点AFシステムを継続採用するもよう。
RAW 録画の対応
新型 Nikon D6 の 4K UHD動画が RAW 動画出力に対応する可能性が高いもよう。ただ、データ記録ストレージが内部収録か外部収録かは不明のようです。
手動露出時間の延長
マニュアル操作による最長露出時間の設定が、D810A のように120秒あたり設定が可能になるようです。
デュアル CFExpress スロット
XQDカードは、高速書き込み・読み出し、堅牢性も兼ね備えた信頼性の高いメモリカード。Nikon D6 では、XQDカードと互換作動する最新規格 CFExpress カードに対応。ユーザーの撮影状況に合わせて CFExpress カードスロットを2基搭載する見込み。
ファインダー倍率向上
新型 Nikon D6 では、ファインダー視野率100%は同じながらも、ファインダー倍率が 0.76-0.78倍へ向上するもよう。従来の約0.72倍とくらべると大きくアップデートされます。
その他
- 改善された静音撮影モード
- 320万ドットタッチ式モニタ
- Wi-Fi内蔵
Nikon D シリーズ