Nikon(ニコン)がハイエンドコンパクトの市場投入を検討している情報が上がってきました。
高画質・超望遠コンパクトカメラ開発
Nikon は以前(2016年2月)、コンパクトデジタルカメラ『DL』シリーズの発売を発表。プレミアムコンパクト市場へ投入する計画をしていたことがありました。
しかし、発売が迫る2016年6月頃に「画像処理用のICに不具合があることが判明した」として発売延期を発表。その後は不具合修正のために開発費の増加、さらにコンパクトカメラ市場の販売数低下による販売想定数量の下落などを検討した結果、すべての DL シリーズの販売中止が決定。
こんな苦い経験をしたニコンですが、SONY や Panasonic のプレミアムコンパクトの販売数は、次期モデルの開発をしていけるほどの売上げを出しています。また、以前と比べて高画質コンパクトカメラ市場ができあがっており、購入してくれるユーザーが定着しています。
そんな状況を検討した結果、ニコンが再びハイエンドコンパクト開発計画に乗り出すのも納得できます。
今のところニコンがどのハイエンドコンパクトカメラを開発しているかは不明ですが、もしかしたら販売から3年以上すぎている COOLPIX P900 の後継機の可能性もあります。
しかし、発売が中止された DL のコンパクトカメラには、超広角レンズを搭載した『DL18-50 f/1.8-2.8』などもあり、ニコンユーザーはもちろん、多くの写真愛好家が期待していたカメラです。そういったラインナップの扱いがどうなるのか、今後の開発計画に興味津々です。