ほぼ発売（7月27日）と同時に入手していた、フジノン初のパンケーキレンズ［XF27mmF2.8］使用感を書いて行こうと思ってたら、いつの間にか12月…ああぁ。
「今年の事（インプレ）は、今年のうちに済ませる！」という事で、いまさらながら書いていきますっ!!!←（気合い）
さて、このXF27mmF2.8は、フジノンXマウントレンズとしては初のパンケーキレンズ。パンケーキを名乗るだけあって、薄い軽いをシッカリクリアしています。
メーカーの仕様データを参考にすると、レンズの最大径と長さ（厚さ）：61.2×23 mm、質量は78 g（！）と、軽い軽い♪ ちなみに、コンパクトで画質の評価も高いマイクロフォーサーズのパンケーキレンズ「G 20mm/F1.7 ASPH.」が100ｇなのですから、その軽さが分かって頂けるでしょう。また、このレンズの特徴として、XFレンズで多く採用されている絞りリングが搭載されないところもポイントです。
このレンズ、軽量でもガラスモールド非球面レンズを1枚採用。歪曲収差を極限まで抑制しつつ、多層コーディング処理も施し、フジノンの名に恥じない優れた光学系を持つレンズなんです。
FUJIFILM カメラ
購入したレンズはチェックしよう
購入したレンズは、いきなりカメラへ装着して使うのではなく、まずは状態のチェックをします。新品といっても、生産工程や最終チェックで見落とされた不具合な部分が見付かるかもしれません。
レンズ本体の外の部分は、すぐ目につくので異常の発見は早いのですが、描写に重要なレンズ郡は表面と裏面以外は内蔵されているので、ここはシッカリとチェックです。
未使用状態で問題があった場合は、新品交換が可能なので、暫く使用した後に見付けて「しまった！」って後悔しないように、簡単な目視で良いので、レンズに傷や汚れ、違和感が無いか確認してみましょう。
XF27mmF2.8は、パンケーキの構造上、前玉の径は小さく後ろ玉は大きい。
レンズ内部をライトで照らしたりしてチェックしていたら、パーツを内部から固定するネジが見えます。コンパクトなレンズに対して直径の大きいネジが使用してあって意外な発見。
こうして、レンズのチェックを一通り終え、状態はバッチリ良好なので、安心して保護フィルターを取り付けます。
XF18mmF2 Rと背比べ
適合するフィルター径は39ミリです。
このレンズは、いきなり手に入れたため、フィルターを準備する余裕がありませんでした。なので、同じフィルター径を使用するXF60mmF2.4 R Macroから拝借。フィルターはFUJIFILM純正フィルターPRF-39です。
二つのレンズを何となく重ねてみたのですが、深い意味はありません（笑）
このパンケーキレンズが登場するまで、フジノンレンズでコンパクトだったのがXF18mmF2 Rです。f値も明るく携帯に優れているレンズなので、所有しているユーザーは多いのではないでしょうか？ちなみに大きさは、最大径×長さが64.5×40.6 mm、質量は116 gと、こちらも薄型軽量レンズとなっています。
せっかくなので、XF27mmF2.8とXF18mmF2 Rを並べてみましょう。
先程指摘していた絞りリングが有りませんね。こういった設計によって薄型を実現しています。
両レンズとも保護フィルターを装着しているので、5ミリ程度高くなっています。キャップとフィルターを外すと、かなり薄くなる事が分かりますね。
横から見ると分かるのですが、フジノンレンズの標準キャップは意外と厚みがあったりします。そのキャップを外してみると、39ミリフィルター用のキャップが小さい事。つい落として紛失しないように注意しましょう。
さて、新しいレンズのチェックから、フィルター装着までササッと書きましたが、次回は実写テストのために野外へ持ち出します。
XF27mmF2.8 仕様
レンズ構成が5群7枚、画角が55.5度、開放絞りがF2.8、最小絞りがF16、絞り羽根枚数が7枚（円形絞り）、撮影距離範囲が標準で0.6m～無限大、マクロで34cm～無限大、最大撮影倍率が0.1倍。フィルターサイズは39mm。本体サイズは61.2（最大径）×23（全長）mm。重量は約78g。
紹介したレンズとフィルター
XF27mmF2.8
FUJIFILMフィルター PRF-39
