【新型カメラ】FUJIFILM X200はフルサイズセンサー?

X100S後継機のセンサーサイズ

今春には、売れ行きが落ち着いてきた『X100S』のカンフル剤として限定ブラック仕様が登場。このブラック仕様、このモデルからブラックペイントがラインナップに追加されると思っていましたが、予想に反して限定品販売でしたね。

さて、つぎはX200(仮)についてです。

海外からの情報では「X100S後継機には、フルサイズのイメージセンサーが搭載される」という噂がチラホラと聞こえてきました。

冨士フイルムとしては、いつかはフルサイズセンサーをXシリーズへ搭載したいと検討していますが、公式のコメントでは「今現在は、APS-Cサイズに注力する。」と発表しています。実際、まだXマウントレンズが出揃っていない状態で新マウント追加は、ユーザーの混乱や開発コスト等の問題でありえないでしょう。
しかし、交換レンズを必要としないコンパクトカメラであれば、可能性はグッと高くなります。問題は、ボディの大きさと販売価格でしょうか?

FUJIFILMのコンパクト化技術がどの程度あるのか分かりませんが、現在のセンサーサイズでこれ以上コンパクトに作れないのであれば、フルフレームモデルのボディはX100系より大きく重く、価格もアップする事は間違いないでしょう。

この価格増をユーザーがどう判断するのか、メーカーとしては気になるところです。実際のところX100の販売価格については、発売当初「価格が少し高い」と海外メディアから指摘があったのは確かです。
その価格アップの要素には、X100のトレードマーク的なハイブリッドファインダー機能がありますが、これを省いてしまうと個性もデザイン的な魅力も失われてしまうので、その機能を落として安価には今のところ出来ないでしょう。

フルサイズ化はX-Pro2に掛かっている?


あと、フルサイズセンサー搭載を悩める理由として、次期X-Pro1(X-Pro2)への配慮もあります。

冨士フイルムは現在、X-Pro1後継機に多くの時間と費用をかけて開発中ですが、この後継機には技術アピールができる機能を搭載出来ないと発売しないと公式発言があります。そのような理由で、何らかのブレイクスルーを確立して機能の差別化ができないと、X100S後継機に大きいセンサーが載る事は難しいのではないでしょうか。

そのブレイクスルーな新機能とは、超高感度と高解像度の両立、そして圧倒的なダイナミックレンジを再現する「有機CMOSイメージセンサー」の搭載だろうと思っていますが、残念ながら開発は難航しているようです。

以上の理由をくわえて考えてみると、かりに2014年中にX100S後継機が登場するとしても、フルサイズセンサー搭載は難しいでしょう。

それより確実なのは、FUJIFILM X20の後継機が登場すると言う事です。こっちを待ち望むユーザーは楽しみですね。