【新型カメラ】FUJIFILM X70 発売

薄く軽量・高画質で高速AFのスナップカメラ「X70」
[APS-C / 28mm – F2.8]

『FUJIFILM(富士フイルム)』は、海外で噂されていた単焦点F2.8/28mm相当(35ミリフィルム判換算)のコンパクトデジカメ『FUJIFILM X70』をアナウンス。発売は2016年2月18日。販売価格は¥85,000を下回りそうです。

機能・仕様

イメージセンサーは、APS-Cサイズ「X-Trans CMOS II」、画像処理エンジンは「EXRプロセッサーII」と、レンズ交換式のXシリーズ(X-Pro2を除く)で評価高いパーツ群を搭載。


X70は、X100シリーズの型番に近いですが、X100の最大のポイントである光学/電子ファインダーをあわせもつ「ハイブリッドビューファインダー」は非搭載。そのかわりに180度回転チルト式液晶モニターを搭載します。
このモニターは「X」シリーズ初となる静電式タッチパネルディスプレイを採用。パネルの触れた場所にピントとシャッターを同時におこなう「タッチショット」から、再生モード時に「スワイプコマ送り」や「ダブルタップ拡大・縮小」など、スマートフォンのような操作がおこなえます。

単焦点のレンズは、イメージセンサーと最適のマッチングで設計された5群7枚構成。非球面レンズ2枚の配列を工夫し、歪曲収差を光学のみで補正している点はさすがです。
また、レンズは通常のコンパクトデジタルカメラのように電源オフでレンズユニットが沈胴しない。このあたりはX100系と同様で、コンパクトさより画質優先で追い込んだ設計となっています。

フォーカスは、人間の瞳を自動で検出し、ピントを合わせる「瞳AF」から、動きのある被写体を積極的に捉える技術を投入。
AFポイントが全49点のフォーカスエリアから任意選択した1エリアでピントを合わせる、「シングルポイント」モード。全77点のフォーカスエリアから、動いている被写体を捉え[3×3 、5×3、5×5]のエリア内に捕捉し続ける「ゾーン」モード。動きが予測できない被写体の撮影に向く「ワイド/トラッキング」モードを備えています。

シャッタースピードは、1/4000秒までのメカニカルシャッターに加え、最速1/32000秒の電子シャッターを搭載。これで、NDフィルターなしで明るい野外でも絞り開放撮影ができます。

操作性は、ダイヤルとリングによる物理的なコントロールをユーザーに提供。Xシリーズらしく、レンズ胴に絞りリングとフォーカスリング、それにトップにはシャッタースピードと露出補正ダイヤルを備えます。絞りは一段ごとに3ステップの設定が可能。

アクセサリー

バッテリーは、X100シリーズでも採用されているリチウムイオン電池[NP-95]が利用できるため、同ユーザーはバッテリーの共有ができます。

オプションでは、専用ケース「BLC-X70」はもちろん、金属製のレンズフード「LH-X70」、外付け光学ビューファインダー「VF-X21」、それに装着時21mm相当になるワイドコンバージョンレンズ「WCL-X70」が今春発売予定です。

究極のスナップシューター「FUJIFILM X70」で、どんなシーンが切り撮れるのか楽しみです。

FUJIFILM X70