【FUJIFILMレンズ】XF35mmF1.4 R:撮影レビュー

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XF35mmF1.4 R

カフェ:絞り開放でスイーツ接写

こんにちは、九州は雨が続いています。おかげで自転車に乗れない日々です。
そんなある日、3時のオヤツタイムに落ち着いたカフェを発見したので、読み掛けの文庫を手にカフェブレイク。

メニューに「キャラメルマキアート」を見付けたので、早速オーダー。
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出来上がった、そのキャラメルマキアートは「ほっ…」とする様な暖かい雰囲気。早速、店員さんに了解を頂いてXF35mmF1.4 Rで撮影。

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絞り開放でケーキの中心部分にピントを合わせてみました。
すると、僅か5ミリ程度しか被写界深度(ピントが合った領域)がありません。その他は柔らかくホンワリとボケていくので、こんな美味しそうな撮影にはベストなレンズです。

画像データは、ホワイトバランスはオート、絞り優先AEでf/1.4、シャッタースピードは1/70、露出補正は0、ISOは400、フィルムシミュレーションモードはPROVIA。

X-Pro1は、α NEX-7やLUMIX GF1等のミラーレスカメラよりは大きい(大きさはLeica M9に近い)けど、同等のAPS-Cセンサーを搭載する一眼レフよりは小型なので、お洒落なカフェで取り出すのも気が引けなくていいですね。
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お店には博識になりそうな趣味の本がチラホラと、オーナーは美術関係がお好きのようです。
お出しいただいたコーヒーは美味しかった。今度はランチを食べに伺いたい。

くじゅう花公園:絞り開放でチューリップ描写

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鮮やか紅色チューリップ「カムバック」。
多品種になりつつあるなか、とってもスタンダードな姿が印象的。

以前は、花の撮影といえば『マクロレンズ』という固定観念がありましたが、最近は色んなレンズで撮影を楽しんでいます。標準レンズのXF35mmF1.4 Rは、絞り開放時のボケが綺麗だから花の撮影にも向いています。

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別名「The Giants of the Garden.」と言われるけど、実際に観賞するとピンクとオレンジの色合いと、花びらの曲線が優雅。1990年にD.W. Lefeber & Coによって作出された大きいチューリップ。

XF35mmF1.4 Rの絞り解放にちかい数値で撮影。綺麗にスムーズにボケるレンズです。

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花園に眩しく輝きながらヒラヒラと舞う、その名は「金魚」。
育成者の杉原啓作氏が、趣味で金魚や鯉の繁殖をしていた偶然から命名。

XF35mmF1.4 R。絞り値がf/2.8でも、これだけボケるし、そのボケは柔らかい。フィルムシミュレーションは「PROVIA」。

サイクリング:自転車フレームのフォーカスのズレ

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今日は天気予報通り昼から快晴となったので、健康管理の為にかるくサイクリング。

XF35mmF1.4 Rを使って絞り開放時の表現を確認しようと思い、自転車のクランク辺にピントを取ったつもりでしたが、パソコンでプレビューしてみたら、ピントは奥の雑草なのでした…
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また、絞り開放のf/1.4で撮りたかったのですが、シャッタースピードが1/4000を超えるため、実際はf/2.2になっています。
ある程度のピントずれを予想していたので、何度か拡大部分(ピクセル等倍)でピント合わせをし直していたのですが、5枚中2枚ズレていました。自転車のように抜けが多い被写体は、AF合わせは難しいのかもしれないですね。ちょっと他のカメラでも絞り開放で、こういった写真を撮ってみようと思います。

X-Pro1でのピント合わせは、いつもMFモードで、基本的にAF/AEロックボタンの親指AFで合わせています。これからは被写体に合わせて、ピント領域の拡大をしながらピントの山をチェックしないといけない。

絞り開放:ボケ具合と反射光の描写

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以前、「絞り開放にすると高速シャッター限界の1/4000秒を超えるばあいもあるので、XF35mmF1.4 R の開放撮影はシーンを選ぶ」書いていましたが、X-Pro1のISOを100(X-Pro1は200が標準)に設定するのをシッカリ忘れてました。また後日、絞り開放で再チャレンジしてみます。

さて、画像は先日の撮影なので、絞りは完全に開放ではなくf/2.2です。
ちょうどボケ具合を確認したかったので開放気味の絞り値は興味深い。

画像を確認すると、隅の部分までボケが円形を保っていますし、口径食を発生していないところは素晴らしい。

サイクリング:自転車フレームのフォーカスのズレ【2】

前回、絞り開放気味のAF精度の記事を書いていた時点で「自転車は隙間が多いからAFがすっぽ抜ける。」のではないかと思い、再度実写してみました。
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今回もピントを合わせた部分は、自転車のフレームとクランク部分ですが、結果としては、やはり自転車を抜けて後ろの地面辺りにピントが合っています。
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花や物の被写体では普通にピントが合っているので、AF精度と言うよりも、フォーカスポイントの問題なのでしょう。

私のX-Pro1では、中央一点のAFエリアを選択しています。このAFエリアの検出部分が、表示されている長方形部分より面積が小さいのかな?

LUMIXやαのミラーレスカメラには、長方形のAFフレームの他に、更に小さいスポットAFエリアを設けてあります。X-Pro1もファームウェアでアップデート出来るなら、そんな設定を入れた方が撮影者にも分かり易いでしょう。

と書いたところで、全く開いていない説明書を読んでみると…AFエリアの拡大 / 縮小出来ました。説明書のP60に記載されています。ただ、フォーカスモードがMF時ではAFエリアの変更は出来ません。解りづらい表現ですが、X-Pro1はMFモードでもAF/ AEロックボタンを押すとことで、AFを作動させる事が出来ます。

とりあえず、このAFすっぽ抜けは暫く様子を見てみます。

インド料理:ホワイトバランス色合いと接写のボケぐあい

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あっつい真夏の夜は、本場インド料理で発汗して体内に蓄積された熱を出し、新陳代謝促進させて体調も整える。食後は冷たいラッシーへいってしまいそうですが、熱いチャイも、また旨い!

フィルムシミュレーションモードは「PROVIA」。ホワイトバランスはプリセットの「電球光」設定。色合いは結構赤みを被っています。この設定だと色被りが多いので、通常は「オート」で撮影しています。


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撮影データは、ホワイトバランスはオート、絞り優先AEでf/2、シャッタースピードは1/80、露出補正は0、ISOは6400。フィルムシミュレーションはPROVIA。ann

ピントは、AFでチャイの泡に合わせましたが、シッカリとピント合いました!

相変わらず近距離のフォーカスは「ゆったり」としたものですが精度は良いと思います。
新型の「X-E1」ではフォーカススピード(精度も)向上させてあるようなので、これからFUJIFILMのXマウントカメラが欲しい写真ファンには朗報ですね。

それにしてもX-Pro1の高感度は素晴しい。
APS-Cのセンサーで、感度6400でもこの画質が得られるのは、フォーカスに難があっても目を瞑ってしまいますね。

ちなみに、私はMFで撮る事が多いです。
フォーカスリングはリングの回転スピードによってフォーカス移動量が変化するけど、慣れてくれば意外と使い易いです。リング回転の重さも良いフィーリングです。
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先程言っていた「白熱球」設定で撮るとこんな感じ。ちょい黄色いでしょ!?
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こちらは「白色蛍光灯」。そう言えば、チャイが美味しくて3杯飲んでしまいました。

野外撮影:絞り開放のボケ描写

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天気が良い日は、少しでも運動しないと体力落ち放題の日々。これはイカンということで自転車に乗ります。

とある山を登った先には農園がひたすら続く。ここから下まで降りて行って、さらに奥に見える森からも下り続けていきます。ということは、帰りは登らないとイケナイ。行きはヨイヨイなのです。

サイクリング時のカメラの持ち運びは、大きめのウェストバッグにクッション性のある巾着袋に入れて出掛けます。一眼レフより小さいのですが、X-Pro系は若干大きめなので、このあたりはX-E4とかにするとコンパクトにできる。

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ヒラヒラと風に舞うカンナ。ご先祖様は江戸時代にアメリカから渡来して日本中に広がったそうです。このカンナは、阿蘇から降りてくる白川の水辺で、毎年同じ頃になるとオレンジレッドの花を見せてくれる。

ホワイトバランスは「太陽光」。花の色合いを見た目以上に誇張しないようフィルムシミュレーションモードは「PROVIA」。

XF35mmF1.4 R



開放値F1.4という明るく、開放でも均一な解像度が得られるよう設計されたレンズ。
第5レンズにガラスモールド非球面レンズを採用し、球面収差を極力抑えました。また、ピントが合っている部分だけでなく、「アウトフォーカスのボケの美しさ」も追求。絞り値と被写体に応じて自然な立体感を表現します。
35mm(135換算53mm)のレンズは、人間の眼に近い画角を持ったスタンダードな焦点距離で、Xマウントの代表的なレンズ。明るい開放F値とあいまって、スナップ撮影にもぴったりです。

レンズ構成:
6群8枚(非球面レンズ1枚)
絞り羽根枚数:
7枚(円形絞り)
最大撮影倍率:
0.17倍
外形寸法:
ø65.0mm×50.4mm
質量:
187g
フィルター径:
ø52mm(リンク先はレンズアクセサリーです。)